私の育毛体験記(36歳-38歳)
前回の記事「薄毛の進行メカニズム」はいかがでしたでしょうか? 薄毛の進行メカニズムとフィナステリドの効用をご理解いただけましたか?
さて本日はその続きです。
35歳の私は明らかに薄毛が進行し、育毛剤「ブブカ」も役に立たなかったにもかかわらず、"医薬品に頼りたくない"一心から、自然素材をたずねるべく検索に検索を重ねました。そこで見つけたのがバナナの皮に含まれる成分「フィトステロール(シクロユーカレノン)」です。
ある論文によると、フィトステロール(シクロユーカレノン)はマウスの実験において、フィナステリドと同様の作用を果たしたとのこと。その結果に東証一部上場企業「北の達人コーポレーション」も着目し、急いで商品化したのが「モサイン」というサプリメントです。
「モサイン」は単品と6カ月コース、12カ月コースなど、購入方法がいくつか選択できたと思いますが、私は一番割安の12カ月コースを注文。1カ月換算4000円くらいだったと記憶します(領収書などを確認していませんので、私の記憶です)
1日4粒の摂取が目安だっため、朝2粒、夜2粒と必ず摂取しました。1か月後、2か月後、3か月後、どうなったでしょうか?
もちろん何も変わりません。私は100%信じ切っていたわけではありませんので、効果を早めるため荒業を考えます。
「バナナを皮ごと食べたらどうか?」
今でこそ皮ごと食べられる無農薬の国産バナナが1本1000円近くで売られますが、3,4年前は情報としてもありませんでした。よってフィリピン産やエクアドル産のバナナを皮ごと摂取するには、食感はクリアできても、農薬でクリアできないと見るのが通常です。
しかし私は検索します。
「なんとか農薬を除去できないものか・・・」
そうしたら出てきました。「ホタテの貝殻」が野菜や果物を対象に、農薬を除去できるというのです。このホタテの貝殻を使用した洗浄剤は何種類も販売されますが、しくみはどれも同じです。
「ホタテの貝殻を高温で焼き、不純物を取り除いた粉を「ホタテ焼成パウダー(水酸化カルシウム)」と言います。このホタテ焼成パウダー(水酸化カルシウム)を水に溶かすと非常に強いアルカリ性を帯び、それが農薬の除去や食中毒菌を除菌します」
なんとなく説得力はありますが、調べるごとに "まゆつば" と言う情報も出てきます。が、そんなことをかまっていられる私ではありません。私はさっそくある商品を購入し、バケツに汲んだ水にホタテパウダーを溶かし、その中にバナナを約半日付け置きします。そして付けおき後、バナナを丹念にブラシで水洗いし、食べてみます。どうだったか?
「気持ち悪い・・」
予想通りです。食べられないことはありませんが、皮がヌルッとして気持ち悪いのです。しかしそんなことではあきらめません。私は考えました。
「冷凍したらどうか・・」
これが当たりました。冷凍して「冷凍バナナ」として食べてみたら、普通に食べられたのです。時折シロップやはちみつなどを垂らし、アクセントをつけながら毎日1本、律義に食べます。もちろんサプリメントの「モサイン」も欠かしません。このフィトステロール(シクロユーカレノン)のW効果でいっそうのフィナステリドと同様の効果を期待します。待つこと1年間。1年後の結果はどうだったでしょう?
変わりませんでした。いや、むしろ悪化しました。
途中途中に "もしかしたら・・" という状態は見受けられましたが、おそらく勘違いか、効果があったとしても雀の涙です。よって私の薄毛はますます進行し、頭頂部は目も当てられない状態になります。
ここで私は自然素材を使っての回復をほぼあきらめました。何より辛かったのが、薄毛の悪化ということ以上に、職場や友人のほぼ全員に指摘されたことです。そして心配されたことです。(古くからの(地元の)友人にはからかわれましたが・・)
"もうこれは自分だけの問題ではない"
そんな気がして、AGA治療の門を叩いたというわけです。このとき37歳が終わり38歳に突入した2019年3月です。
本日はここまでとします。
次回は続きをお届けする前に、いったん「ヘアマッサージ」についてお届けします。実はこれまでに触れていませんが、35歳からずっと継続していたことがあり、それがあるシャンプーブラシを使っての我流のヘアマッサージです。入浴中と入浴後に毎日行っていました。次回はその取り組みについてです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
参考画像
※いずれも「私物」です